« TinyMCE-MTPlugin | メイン | Drupal調査中 »
2008年10月21日
答えが出るようにしておかないと行動に使えない
『弾言』
最近、404 Blog Not Foundを時々覗くようになって、そんな時に本屋で見つけたので、『弾言 成功する人生とバランスシートの使い方』を読んでみた。
この本の内容と少しずれるかも知れないが、この本を読んで思い出したのは、最近気づいた「答えが出るようにしておかないと行動に使えない」という人間の特性である。
カネという尺度による発想が主張されているのだが、こういう評価関数を身につけておくってのも、この特性への対処方法としてありだと気づいた。
特性「答えが出るようにしておかないと行動に使えない」
最近気づいたのだが、いくら物事を知っていても、それを答えの出る形に整理する、あるいは解を求めてある(方程式が解いてある)状態にしておかないと、行動(アクション)に使われづらいという特性が人間にはあるようだ。
ある物事や事実などを知ることは、1つの方程式が入力されることに例えられる。1元の方程式(y=ax)であれば、方程式1つから答えは出る(x=y/a)。多元の方程式(例:y1=a1*x+b1, y2=a2*x+b2)であっても、必要な数の方程式が入力されれば答えは出る。
しかしながら、方程式があらかじめ解かれていないと、行動に使われづらいらしい。特に多元の問題や非線形方程式などの複雑な系になると、それが顕著になる。
あまり良い例ではないが、"車を洗うと雨が降る"という問題もこの特性によると言える。
しばらく晴れが続いたら、車が汚れて洗いたくなるのは自然なことでしょう。ずっと晴れが続くことはなく、いつか雨が降ることも理解されているでしょう。でも、車を洗うと雨が降る人が多い。
車が洗いたくなったのは、晴れが続いたから汚れてきたんだということと、ずっと晴れが続いていれば雨がぼちぼち降ってもおかしくないということ、この2つを意識している人はきっと車を洗っても雨は降らない。
つまり、状況や現象を理解していても、それを解の出る形に整理していない人が多いから、"車を洗うと雨が降る"と言われることになる。
もっとよく見られる例は、やるべきことは自明なのに、それが実施されないケース。 これは、方程式(y=ax)が解かれた状態(x=y/a)で伝えられていないために、相手への浸透度が少なかった場合もあるだろうが、いづれにしても答えが出る状態にしておくことが重要であることを示唆する。
もしかすると、という行為に対して、ガソリンが必要なのかも知れない。 車はハンドルが良い方向に向いてても、目的に辿り着かない。ガソリンが入っていることが重要である。 事実関係からやるべきことを考える(方程式を解く)といったような些細なことでも、ほんのちょっとのガソリンがなければ駄目ってことなのだろう。そのガソリンが相手の内から出てくる場合は気にしなくて良い。そうでないならば、何らかガソリンを供給してやるか、あるいは答えの出ている形で情報を提供してやることである。
対策
この特性への対策は、情報を伝える場合には、この特性を忘れずに、方程式を解いた状態で伝えるか、あるいは解かれ易いように意識して相手に伝えることだろう。
自分が情報を受け取る側である場合や、自分の行動を改善することを考えるならば、方程式はどんどん解いた状態で自分に蓄積していくことが重要であろう。
評価関数方式の対策
『弾言』で主張されているカネという尺度による発想は、方程式を解くというアナロジー(比喩)とはちょっとずれるが、この特性への対策となる。1つの尺度で評価関数を計算することにより、方程式を解くのと同様に、答えが出る状態にしておく対策となっている。
尺度が1つであることで、多元の問題も単純化することが出来ているのも良い。また、プラス・マイナスでGo or No go が判断できるのも評価関数方式の利点だろう。
そういう意味で、こういう方式はアリだと思う。
投稿者 Kinsan : 2008年10月21日 05:31
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://kinsan.main.jp/mt/mt-tb.cgi/31
このリストは、次のエントリーを参照しています: 答えが出るようにしておかないと行動に使えない:
» アルファブロガー小飼弾は『弾言』する from binWord/blog
「残業だらけの上に給料が安い」とか「やりたいことが見つからない」、あるいは「恋人... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2008年10月21日 10:49
